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2006年9月 9日 (土)

榎本恵吾先生の夢(友人宛の返信より)

 合掌、ありがとうございます。
 Hさんのお父様の訃報をお知らせくださり、ありがとうございました。

 九月九日の明け方、榎本恵吾先生が私の夢の中に出てきました。
 このようなことは初めてだったので、夢から覚めた後も、そして今も、先生の懐かしい魂の響きが、私の心の奥底でこだましています。

 夢をみている最中、ふと気がつくと榎本先生がありありと目の前にいることに、私はとても驚いていました。そして周りにいた知人の何人かに、ことの重大さを呼びかけてみましたが、皆さんは「ごく当たり前のこと」といった様子で、さして驚いているようではありませんでした。

 私は懐かしさのあまり「今のうちに何か大切な話をしておかなければ」と、生前していたように先生に呼びかけてみましたが、いざお話ししようとしても、具体的な言葉が見つかりません。

 それでも、私を見つめてくださっている先生に、このまま進んでいいのでしょうか、というような意味のことをお訊ねすると、先生は私の「いのち」そのものを、慈愛に満ちた魂の眼で真っ直ぐに見据えて、「そのままでいい、そのまま光りだよ」と、私の実相のみを相手にして見つめてくださっていることが伝わってきました。先生はすべてを察していらっしゃる、と感じた瞬間、限りない懐かしさがこみ上げてきたのです。

 そのほかにも、いろいろな話をしたようですが、もう覚えていません。
 今朝の出勤の際、電車の中でこのときの情景をずっと想起していたのですが、夢の中で私がしたことは、先生に向かって、ただコンコンと戸を叩いたことだけだったことに気がつきました。

 イエスは聖書のなかで、求めよ、されば与えられん、叩けよ、されば扉は開かれん、と説いていたことを思い出します。

 夢の中で(生前も、今でも)先生は、ただただご縁のあった渾ての人々の実相を拝んでいらっしゃったのだと思います。

  忘れないうちにと思い、書き留めさせていただきました。

 

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