« もう一つのリアルな世界① | トップページ | 『フューチャリスト宣言』を読む »

2008年7月 7日 (月)

もう一つのリアルな世界②

 1995年頃、モザイクやネットスケープなどのブラウザの普及とともに、インターネットの世界が私たちの手の届くところへ降りてきた。

 同じ年、当時私が勤務していた生長の家宇治別格本山でも、何人かの同志たちとサイトの立ち上げを目論んだが、「前例がない。本部もやっていないのに時期尚早」と一蹴されてしまった(^^;

 それではと、関西の、ちょっととんがった生長の家のお仲間たちと、「アトリエ・ハッピー」という双方向で情報交換できるサイトを、自主的に立ち上げることにした。95年のことだ(※アトリエ・ハッピーは、現在は歴史的な役目を終えて閉幕しています)

 その主な目的は、到来するインターネットの時代に備えて、「ネット上での伝道方法の研究」「生長の家の世界の十字路になる」「生長の家の皆さんにインターネットの素晴らしさに目覚めていただく」というもので、意気込みと勢いだけで始めた実験だった。

 当時はまだサイト数が少なかったため、検索サイトで「生長の家」と入力すれば、私たちのサイトが必ず登場する時代だった。数カ月ほどすると、日本のみならず、一足先にネット環境が整った北米、カナダ、アラスカなど各地の生長の家の信奉者から、毎日のように掲示板にメッセージが書き込まれるようになった。やがて、インターネットの可能性に目覚めた各教区の人たちも加わり始めた。

 当時主流だったパソコン通信の閉じたコミュニティとは違った、世界に開かれたオープンな場所での画像や音声などを交えたダイナミックな情報の遣り取りは、刺激的で、大きな魅力に富んでいた。

 そのころ、不定期に運営スタッフが集まり、毎回5時間ほどのブレーン・ストーミング(とその後の飲み会(^^;)などを実施して、21世紀における人類光明化運動・国際平和信仰運動について議論を重ね、さまざまな夢を描いていた。

 つい、この間のことだと思っていたが、ふと気がつけば、あれから十数年も経っている。そういえば私も、東京に来てもう8年目の夏だ。

 今年の統計では、携帯電話の加入者数がついに1億人の大台を突破し、ブロードバンド契約世帯が2千5百を超えた。さらに現在はブログやユーチューブなどが隆盛を極めているが、これからもさらに便利ですごい仕組みが登場することだろう。

 インターネットの世界は、われわれ人類の描くあらゆる夢を具現しながら、未来の人類に向けて、果てしなく広大な遺産を築きあげているようにも見える。

 その遺産が、良貨となるか悪貨となるかは、私たちがネットという舞台で、何を演じるかにかかっているのではないだろうか。

 台本を書き、演出し、出演するのは、「今」を生きる私たち一人一人だからである。

|
|

« もう一つのリアルな世界① | トップページ | 『フューチャリスト宣言』を読む »

文化・芸術」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

ESSAY」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138762/41751634

この記事へのトラックバック一覧です: もう一つのリアルな世界②:

« もう一つのリアルな世界① | トップページ | 『フューチャリスト宣言』を読む »