自分を拝むことについて
「新たに生まれる」の文章に寄せられたコメントへの返信が長文となり、皆さまのご参考にもなるかと思いましたので、こちらにアップさせていただきます。
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合掌、ありがとうございます。
昨日まで長崎に出張しておりましたので、返信が遅くなり失礼しました。
さて、
>>毎日神想観はしていますが全く劣等感を取り除けません。周りの人たちのことも怖くて仕方ありません。自分を拝むって難しいですね。
ということですが、現象の「自分」を拝むことは、貴方が言うようにとても難しいのです。
それは現象の自分は「影」であり「実体」が無い、ということもありますが、なによりも困難なのは「過去の残像」(現象の自分)の中には善いものと不完全なものとが混在しているからです。
生長の家で、「自分を拝む」というのは、過去の不完全な自分の残像(つまり現象)を拝む、ということではありません。
現象は影であり、実体がないのですから、そんなものは放っておいて、はじめのはじめから完全円満であるところの「実相の自分」つまり、智慧であり、愛であり、生命であるところの本当の自分を拝み、そして味わうことが、神想観で実修するところの実相直視ということであり、そのような神想観を実修されることで、生長の家の「行」が悦びそのものである「楽行道」であることを見出すことができます。
だから、現象の不完全な自分を見て、それを〝良くしよう〟などと思って研鑽していたのでは、いつまでもその不完全に捉われてしまい、さらにそれが〝心の影〟となって現れ、努めれば努めるほど苦しくなってしまうのです。
貴方は、はじめのはじめから神の子であり、完全円満なる智慧・愛・生命をいただいているのですから、もっともっと全身の力をぬいて、神様に全托して、その完全円満なる大生命にただただ生かされていることに感謝して悦んでいればいいのです。
そうすれば、実相さながらの大調和した世界が貴方の周りに実現して来るのです。
また、「周りの人たちのことも恐くて仕方がない」というのも、人生というものは自分の力でなんとかしなければならない不完全なものだと見て、努め励んでいることの裏返し(心の影)ですから、これまでの日々で辛いことも多かったことでしょう。
もうそろそろ「現象」(影の世界、結果の世界)を信仰することをやめて、「実相」(神様の世界、実在の世界、本当の自分)を信仰する生長の家の生活へと、思い切って飛躍する時期が来ているのではないでしょうか。
機は熟していると思います。分からないことがあれば、何でもお尋ねください。
また、関東地方にお住まいであれば聖典講義の日は個人指導もしているのでお越し下さい。
久都間 繁
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コメント
はじめまして…、おじゃまいたします。
ashikabiさまが、久都間先生だったとは
驚き桃の木でした。
僕のブログ上にリンク貼らせていただいても宜しいでしょうか
また、遊びに来させていただきます。
総本山では、ありがとうございました。
投稿: yutaka★hajime^^ | 2009年3月 4日 (水) 21時28分
yutaka★hajime^^さま
総本山では、ゆっくりお話できなくて失礼いたしました。
リンクについては許可は要りませんので、どうぞご自由にお張りください。
投稿: 久都間 繁 | 2009年3月 4日 (水) 23時00分
早速の御了承、ありがとうございます。
今度、また機会がありましたら、ゆっくりおしゃべりいたしましょう
失礼いたしました…。
投稿: yutaka★hajime^^ | 2009年3月 5日 (木) 18時28分
久都間繁先生
愛です。
長崎の出張から戻られてお疲れのところ
ご丁寧にご回答いただきありがとうございました
御礼が大変遅くなり申し訳ありません。
>貴方は、はじめのはじめから神の子であり、完全円 満なる智慧・愛・生命をいただいているのですか
ら、もっともっと全身の力をぬいて、神様に全托し て、その完全円満なる大生命にただただ生かされて いることに感謝して悦んでいればいいのです。
そうすれば、実相さながらの大調和した世界が貴方 の周りに実現して来るのです。
神さまに全托する…。神想観、毎日やってても、現象に囚われた神想観だったのだと猛反省しました。
一年間、学校に通い、4月から2年生になりますが、
この期に及んで、「わたしはこの学校に来てはいけなった」「わたしの居場所ない」と思ってしまっています。毎日、自信も明るさも、喜びもない生活です。
早くここから脱したいです。
こんなに苦しい思いをしなければならないほど、わたしは悪業を積んできたのでしょうか?
投稿: 愛 | 2009年3月 7日 (土) 20時31分
愛さん
ご質問、ありがとうございました。
ブログ本文に返信をアップしました。
投稿: 久都間 繁 | 2009年3月 8日 (日) 19時21分