職業の選択について
職業の選択についての質問をいただきました。
皆さんのご参考のため、本人の許可をいただき公開させていただきます。
以下が質問と回答です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【質問】
現在の仕事について相談致します。よろしくお願い致します。
私は現在、地元の旅行会社に勤めています。この業界でやりたい!という強い気持ちがあったのではありませんが前職の塾講師に行き詰まりを感じてハローワークで応募して採用となりました。
今年で入社6年めとなりましたが、短期間でカウンター業務、営業そして現在の業務と様々な部署を経験しました。そして添乗では様々な地に行かせていただき、全く未経験の分野でしたが自分の世界を大いに広げてくれたと思います。そして昨年は国内旅行業務管理者という国家資格まで取ることができました。
そして青年会では教区青年会委員長を務めさせて頂いておりました。仕事と生長の家の両輪で自分の世界を広げる悦びを体感できて、感謝しております。
ところが…最近になって仕事に行き詰まりを感じるようになりました。前述のように自分の人生に於いてもまちがいなく貴重な時代(とき)ではありましたが、これからの人生設計を考えたとき、「私」としてこの世に生を受け、神の御心を表現することを考えたときに、旅行業界が自分の使命だろうか?ということを仕事しながら考えてしまいます。
また、今回の震災でうちの会社も打撃を受け、厳しい状況にもなっております。
営業にいたときは少しずつでもお客さんが増えてくることにやりがいがありましたが異動となったいま、気持ちに一区切り付きました。営業マンとしてバリバリ仕事している人を見て、「すごいな」とは思いますが、自分もあのようになりたいと必要以上に憧れることもなくなりました。上司からは時折『突っ込みが足りない』と指摘されることがあります。自分はどちらかというと前にガンガン出る性格ではないのですが、『本当に旅行業界でやっていきたいのか?』という気持ちが一因になっているのかもしれません。
実は、私には密かに憧れている職業があります。教育カウンセラーです。大学は教育学部で教師になりたかったのではなく教育を学びたい! という思いだけでした。営業や添乗で学校と色々かかわって、子供たちの心に向き合いたいと思うようになったのも事実です。通信教育で資格取得の道があることもわかりました。具体的な職業はなかったのですが、教育というものへの憧れは奥深くに抱いておりました。
また、私事ですが、今年になって父が他界しました。独身ですので今は母と二人暮らしですが、長男として自分がこれから支えていかなくてはという気持ちもあります。長くなってしまい申し訳ありません。繰り返しになりますが『大いに自分の世界を広げてくれた』という感謝の思いと『自分は何を持って神の御心を表現するのか?教育という分野はいかに?』という思いで揺れ動いているのが現状です。善きアドバイスを頂ければ幸いです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【回答】
合掌、ありがとうございます。
この度は「仕事についての相談」をお寄せくださり、ありがとうございました。
ご質問の手紙が私の手元に回ってきましたので、お答えさせていただきます。
長年の教区青年会でのお役目、本当にありがとうございました。
さてご質問のことですが、「密かに憧れている職業」があるのでしたら、それは貴方の「内なる神」の“ささやき”にほかならないと思います。
私たちの内部から湧いてくる切なる「願い」は、既に実相世界に成就していればこそ、「願い」や「憧れ」となって脳裏にひらめいてくるのです。
その「内なる願い(神)」を実現することこそが、私たちがこの世に生まれてきた使命であり、目的であり、神の御心でもあります。
ことに貴殿は、青年会活動を通してこれまで三正行を実践し、神想観を実修して来られたのですから、その「願い」は、ほぼ間違いなく、内なる神からの「汝、これを為せ!」との呼び掛けではないかと思います。
また、現在のお仕事の方は、「異動となった今、気持ちに一区切りつきました」とのことですが、それは貴方の魂の偽らざる“想い”なのではないでしょうか。
私からのアドバイスは、「内なる願い」の実現に向けて、黙々と取り組むべし。その願いは必ず実現し、多くの人のお役に立つことでしょう。
以上です。
分からないこと、疑問に思うことなどあれば、何なりとご質問ください。責任を持ってお答えします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上が回答でした。
その後、礼状をいただきましたので、こちらも紹介させていただきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【礼状】
合掌ありがとうございます。
このような場で力強いアドヴァイス頂きまして感謝、感謝です。
人(特に多感なこどもたち)の心に入り込んで人生を、悩みを、悦びを共有する。
とみに憧憬(あこがれ)が深まっています。根底にあるのは生長の家の信仰に他なりません。
今の旅行会社もかけがえのない体験を頂きました。時機が来るとするならば…
すべてが調和した形で次のステップに進みたいと思います。
御心のままに。
ありがとうございました。
| 固定リンク


コメント