業の流転で苦しんでいる方へ
ブログのコメント欄に、業の流転で苦しんでいらっしゃる方から質問をいただきました。
純粋で、魂が浄く高い方ほど、このような問題に苦しむものです。私にも身に覚えがありますので、この方のお気持ちはよく分かります。
以下に回答を書きましたので、同様の苦しみに悩んでいらっしゃる方のために公開させていただきます。
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【質 問】
こんばんは。初めまして。夜分遅くに失礼致します。
ご相談したかったのですが、メールで送れなかったので、コメントで投稿させて頂きました。
先生、私は業の流転に大変苦しんでいます。
兄が11年前に失恋を機に自殺し、私も数年後恋愛問題で何度か自殺未遂をしました。
本部講師の先生からは先祖供養と両親への深い意味での感謝(何かしてくれたからありがたいではなく、神の子として礼拝することらしいですが)をしたら、業が消えると、言われました。
行を実行中ですが、とにかく恋愛しなければまず死にたくならないと思っていましたが、恋愛的感情ではなく、大変人生の先輩として、尊敬し、心から愛する方(父や祖父を思う様な感情です)ができてしまいました。
私はその方の身の回りのお世話をさせて頂いていましたが、同様にお世話する子や会いにくる子達にその方が非常に愛する様な態度で接しているのをみると堪らなく辛く激しい嫉妬心にさいなまれます。そして、凄く悲しくなって、自分の存在を消したくて、今すぐ死にたくて堪らなくなります。これは我の愛で本当の愛ではないし、そんな不純な思いのまま接するのは失礼で違うと思いますし、嫉妬してしまう自分が堪らなく嫌で、そんな現場(その方が他の子達を愛す)をみていると苦しくて悲しくてたまりません。
年末年始は仕事が、忙しく辞めれないので、辞めませんが、年始の仕事が終わったら、死ににいこうかと思っています。
心がぐちゃぐちゃです。何で生きてないといけないんですか? 何で実相顕現しないといけないんですか? 神の子なんて分かりません。今の場から離れても、また次に大切な人に出会ったら、また同様に死にたくなるのかと思うと業を断ち切るしかないのは分かってます。深い意味での感謝、覚らなければ分からないですよね。そんなのできません。辛くて辛くて仕方ありません。
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【回 答】
2日間ほど不在にしておりましたので、先ほどご相談のコメントを拝見しました。
「業の流転」に大変苦しんでいらっしゃるとのこと。辛いことでしょう。
「業の流転」から逃れるためには、「業の流転」から離れなければなりません。
「業の流転」するような境涯に住んでいたのでは、たとえ自殺したとしても、何遍生まれ変わったとしても、逃れられるものではありません。
「業苦」に苦しむのは、大生命(神・仏)とのつながりを見失っているからです。
大生命とつながり、大生命に生かされている神の子本来のすがたに目覚めることによってのみ、「業の流転」から逃れることができるのです。
人間ははじめから大生命とひとつであり、未だかつて一度も離れたことなどありません。
神さまから愛され切っていればこそ、今、私たちはここにこうして生かされて存在しているのです。
しかし、私たちは、「“自分が”生きている」と、思い違いをして、大生命とのつながりを見失っているのです。
大生命との根底からのつながりを思いだし、それを呼び戻す道はただ一つ、それは祈ることです。
自分が生きている、のではありません。大生命が、あなたを生きているのです。
完全円満なる神のいのちが、あなたを生きているのです。
それは、自覚してから、先祖供養してから、祈ってから、「行」を一所懸命積んでから、生かされるのではありません。
はじめのはじめから、あなたは神さまの子であり、神とひとつのいのちなのです。
そのことを知ることが天命を知り、神の子に目覚める神想観なのです。
ひたすら祈りなさい。心ゆくまで心底から祈り、一切の問題を神に委(ゆだ)ねなさい。朝も、昼も、夜も、神さまはいつでも、どこでも、どんな心境のときでも、どんなに心がぐちゃぐちゃで乱れていても、そんなことにおかまいなく、あなたを「無条件」にただただ生かし、愛し、赦し、掛け替えのないあなたの存在を包容しているのですから。
分からないことがあれば、なんなりとご質問ください。
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【返信】
こんばんは。 先生、お忙しい中、解答して下さいまして、ありがとうございます。
そうですね。祈ってみます。生きるなら、全力で生きていきたいです。 先生、本当にありがとうございます。先生の御愛念に感謝です。
投稿: 光 | 2011年12月30日 (金) 18時56
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【追加質問】
合掌ありがとうございます。
先生、先日はありがとうございました。先生のお言葉のお蔭で、思い止まることができました。ありがとうございますm(__)mm(__)m
今、祈り中です。 先生、ふと疑問なのですが、どうして実相顕現しないといけないのでしょうか??
投稿: 光 | 2012年1月11日 (水) 14時05分
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【回答】
光さま
「どうして実相顕現しないといけないのでしょうか?」とのご質問ですね。
「しないといけない」ようなものなど、この世にはありません。
忘れていけないのは、あなたが「実相」そのものである、ということです。
神とは、光りとは、愛とは、あなたのことなのです。
それが「人間・神の子」ということです。
その円満完全なる神なる実相を素直に悦ぶことが、「実相顕現」ということです。
投稿: 久都間 繁 | 2012年1月11日 (水) 15時07分
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【返信】
先生、ご回答をありがとうございます。
そうなのですか。 はい、分かりました。ありがとうございますm(__)mm(__)m
投稿: 光 | 2012年1月11日 (水) 18時35分
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コメント
こんばんは。 先生、お忙しい中、解答して下さいまして、ありがとうございます。
そうですね。祈ってみます。生きるなら、全力で生きていきたいです。 先生、本当にありがとうございます。先生の御愛念に感謝です。
投稿: 光 | 2011年12月30日 (金) 18時56分
私は72歳の男性です。 広島市在住で北枝敬一と申します。
生命の実相は、母から16歳の時に勧められました。 飛田給・宇治や長崎の練成会には30回程度参加させてました。
藤原先生・榎本先生 懐かしいです。
今回の久都間 繁 先生のご指導に感服いたしました。
久々に倫理道徳レベルでない、まさに生命の実相による、完璧なご指導に感激いたしました。
多くの偉いお坊様・宗教学者の先生方のお話は、般若心経が全く理解できていないと、しばしば感じています。
久都間繁先生に、ぜひお会いしてご指導を受けたいと、切望しています。
何卒よろしくお願い申し上げます。
投稿: 北枝敬一 | 2023年9月24日 (日) 12時38分