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2012年4月25日 (水)

自分を責めている方のために

「自分を責めて責めて死んでしまいたい」という女性の方から相談を預かりました。

自分を責めてしまうのは、“こんな姿は本当の私ではない!”ということを、心の奥底にある本当の自分(実相)が知っているからです。

人間は、なりたい自分へと、自由に変わることができるのです。

ただし、目の前に現れている自分を見ていると、そんなことがとても信じられず、理想の自分とのあまりの落差に、自暴自棄になったり、死にたくなったします。

精神分析で「錯綜(complex)」と言い、仏教で「業(karma)」と呼んでいるところの迷いの観念に、心が雁字搦(がんじがら)めに縛られ、そこから抜け出す道が分からずに藻掻き苦しんでいる、そんな魂の純粋な叫びが、このような悩みの背後から聞こえて来るようです。

この錯綜した観念(業)から、実相(内なる神・仏)を自由に解き放つのが、洋の東西を問わず宗教の大切な役割でもあり、その教えの真価が問われるところでもあります。

 

 

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【質 問】

私は30代の女子です。中学のころから生きるのが苦痛に感じ、学校へ行かなくなり、すべてのことが厭世的に映り、暗い人生を送っておりました。

大学へ行こうと努力したり、バイトもしようとしましたがうまくいかず、30歳手前まで家でじっと過ごすしかありませんでした。

数年前から暗い気分のままなんとか生きなければと、昔習っていた日舞の資格を得て、今はカルチャーセンターなどで細々と教えています。

仕事もしなくてはと、郵便局で受付のバイトを半年間がんばりましたが、最後には心身ともにぼろぼろになり、自分の今までのやってこれなかった悔しさと、精神力の弱さに、とても傷ついております。

頭がうまく回らず死にたいと、厭世的な気分はなかなか治りません。

また、年齢的に結婚のことも気になるのですが、仕事をした中でも、男性からダメなやつとみられる始末で、人間関係にとても敏感になっております。

最近、宇治の練成会にいって参りました。
「今できることをがんばりなさい、あなたなら大丈夫だ」と、楠本先生から個人指導を受けました。

しかし、なかなかこの自責感がとれません。

精神科で抗不安薬と睡眠薬をもらっています。自分を責めて責めて死んでしまいたいという不安感に苛まれます。

誰に言ってもダメな人としか受け取ってもらえず、毎日がつらいです。こんなわたしでも未来はあるのでしょうか。

 

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【回 答】

 

  宇治の練成会を受けられて、楠本先生から、

「今できることをがんばりないさい、あなたなら大丈夫だ」

と言っていただけたとのこと。

 あなた様の人生にとって、とても大きな節目となりましたね。

 

 さて、自分を責めてしまうのは、意外なことに聞こえるかもしれませんが、「自分がある」と思っているからです。

 本当は、「自分がある」のではなく、神が今ここに生きている、それが実相なのです。

「自分が生きている」のであれば、いろいろと思い煩ったり、気をもんだり、先のことを心配したりしなければなりませんが、私たちは「自分で生きている」のではなく、円満完全なる大生命に「生かされている!」それが実相(本当のすがた)なのです。

 

 厭世的な気分がいつまでも消えないのは、神の子の完全円満なる生命を、そのまま悦ぶことを忘れているからです。

 そして現象世界に現れた、ただの心の影にすぎない「自分」が生きていると、勘違いをしているからです。

 

 神の子は、先ず神の子らしく生きることが、なによりも大切です。

 そのためには、楠本先生のおっしゃった、「今できることをがんばりなさい」というコトバを素直に実行することです。

 そうしたら、円満完全で、「だいじょうぶ」な“あなた”が現れるのです。

 

 具体的には、日々の生活の中で意識して以下のことに励みなさい。

①周りの人のお役にたつこと。(気が付いた善いことは、積極的になんでも実行すること)

②人に愛を与えること。(神は愛です。あなたの内なる愛を、思い切って表現すること)

③今できることを、一所懸命にさせていただくこと。

 

 このようなことに、はじめは意識して努めることで、次第にあなたの内にある円満なる大光明が、自然と輝きはじめるのです。

 なぜなら、あなたは、はじめから完全円満なる神の子だからです。

 神の子は、神の子らしく生きること。

 まず、上記のことを始めてみること。そこから天地が開け、大道が開けてきます。

 

 分からないことがあれば、なんでもご質問ください。

 

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【礼 状】

 

 先日は、お返事をいただき、ありがとうございました。

 宇治の練成会を受け、楠本先生からも励ましの言葉を頂き、生長の家の教えを受けたにもかかわらず、苦痛が解けず、悩んでおりました。

 そして、もがき苦しんでおりましたが、その中で自分の人生をしっかり受けとめようと、また決心していたところでありました。

 そこで久都間先生からのお手紙を受け取り、また練成会を受けたことが心に深くよみがえり、より神の子として、どんなことがあろうと現象に捉われず、自分を見つめ、どんな人生も引き受けようと覚悟を新たにいたしました。

 自分が完全円満な神の子であることを自覚するために、人生は一人でありますが、楠本先生、久都間先生、生長の家で祈ってくださる方々が、このように愛念を掛けてくださることが、とても有り難く、心強く思います。

 私は、自分がどんな人生であろうとかまいません。もう「現象は無い」とはっきり分かったのですから、私の心の中に幸せがきっとあるはずです。
 ありがとうございました。

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