小学校入学式でのPTA会長あいさつ(平成24年4月)
4月上旬、地元の小学校で入学式が挙行されました。
会長として挨拶するのは、これで3年目、私も今年で会長を卒業します。
入学式では、ついこの前まで幼稚園や保育園に通っていた子供たち、そして保護者の皆さんを対象にお話しさせていただきます。初めてお子さんを入学させる親御さんも大勢います。
式では、順番に校長、市の教育委員会の代表、そして最後にPTA会長がスピーチしますので、式典に慣れていない子供たちは、すっかりたいくつして集中力もなくなっています。
そこで大切なのは、子供たちと保護者の目を見ながら、一人ひとりに語りかけるようにアドリブでお話しすることです。
それだけの工夫で、新一年生が100人いても、ちゃんと耳を傾けてくれます。
同じような立場でお話しする方の参考のために、私がスピーチした内容の下書きを公開させていただきます。
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本校PTAを代表して、お祝いの言葉を述べさせていただきます。
本日は、平成24年度「A小学校入学式」が、めでたく挙行されますことを、心からお祝い申し上げます。
さて、新入生の皆さん、「おはようございます!」
みなさんは、いよいよ今日からA小学校の1年生です。
これからみなさんは、優しい先生方のもとで、たくさんのお友達と、このA小で、勉強したり、遊んだり、運動したり、絵を描いたり、歌を唱ったり、今日から楽しい毎日が始まります。
皆さんのことは、先生方が大切に見守ってくれます。
分からないことや、こまったこと、どんなことでも先生にお話ししてください。また、楽しいこと、うれしいことも、いっぱい話してください。
さて、保護者の皆さま、本日はお子様のご入学おめでとうございます。
東日本大震災から、約一年と一ヵ月が経ちましたが、東北の被災地でも、今日は多くの小学校で入学式が挙行されていることと思います。
あのような経験を通して、あらためて私たちは、家族の絆の大切さや、地域に住む人たちとの絆、その大切さということが浮き彫りになってきたのではないかと思います。
昨年、A小PTAでは、卒業生たちのご家庭に呼び掛けて、比較的キレイなランドセルを集めて、ランドセルを失った被災地の子供たちにお届けするという、ボランティア活動をさせていただきました。
今日から皆さんもPTAの一員ですが、A小PTAでは、主として各支部での子供会などの諸活動や、球技大会や講演会などの専門委員会などの活動、そしてクラスでの活動などを、皆で手分けして行っています。
また、A小では学校の図書ボラや放課後広場など、各種のボランティア活動も活発に行われています。
ぜひ皆さんもこのような活動に参加されて、さまざまな人たちと出会い、ともに運営に当たることを通して、絆を深めていっていただければと思います。
きっと、このA小での6年間が、子供たちのみならず、私たち親にとっても、思い掛けないほど充実した時間となり、沢山の収穫をもたらすことでしょう。
最後になりましたが、皆さま方のご多幸とご健康、そしてますますのご活躍を祈念して、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。
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