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2012年8月19日 (日)

子供の良縁を願う母親への手紙

 30代になっても結婚しない長男、長女のことを案じるお母様から、結婚の成就を願うお手紙をいただきました。

 彼女は、若くしてご主人を亡くし、生長の家の信仰を心の拠り所に、仕事と家庭とを両立させ、さらに白鳩会の活動に熱心に携わりながら、当時小学生だった2人の子供を立派に育て上げてきました。

 仏の四無量心の“捨徳”の信仰は、神(仏)の無限の愛の中に、これまで育んできた大切なものの一切を委ねることでもあります。

 深い信仰をお持ちの方なので、目の前にある「唯神実相」の世界に“進一歩”できるようアドバイスさせていただきました。
   

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 合掌、ありがとうございます。

 女手一つで二人の幼子を育て、立派に社会へと巣立たせたこと、ひとかたならぬご苦労があったことと思います。

 しかし巣立った限りは、後は神さまの無限の大愛が、天となり、大地となり、一切の人や物や事となって、親の愛以上に、大切なみどり兒たちを育むのです。

 あなた様がその神の大愛に一切を委ね、信頼し、甘え切ることが、お子様たちが親元を離れるということであり、それぞれが家庭を持つ、ということでもあります。

 以前もお話しさせていただきましたが、「願い」は“すでに実相世界に成就している”からこそ、私たちの“切なる願い”となって、後から脳裏にひらめいているのです。

 つまり、すでに成就している「願い」の方が、すべてに先立って在る(実在する)のであり、それのみが実相であり真実在なのです。


 子供たちが最良の伴侶と子宝に恵まれ、光明輝く家庭生活をいとなんでいることは、久遠の昔から、すでに今此処に在り通しているのです。その実相・実在をただ観じ、ただ悦び、ただ神に一切を委ねて悦んで生活していればいいのです。

 すでに一切が成就している世界が“今ここに在る”のですから、その「実相」を生活の中心に据えて、大安心の気持ちで天地の万物を愛し、感謝する日々を送ること。それが神への全托であり、生長の家の信仰生活でもあります。

 それが、あなた様のお手紙に綴られていた“ハッキリと願う”ということの真意なのです。

 光りあふれる久遠の幸を祝福祈念しております。

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