たとえ病気が消えたとしても
生長の家を熱心に学んでいる方と、メールを通して「実相を直視すること」について遣り取りしていたところ、次のようなご質問をいただきました。
【質 問】
息子の健康のために生長の家を勧めていましたが、彼は何もしなくて構わない、私自身が家族の実相を直視していれば、暗は消えるからそれで良いのでしょうか。彼を愛する母にとって、彼自身が三正行を実行して信仰を深めて欲しいと願っていますが、私だけ実行して信仰を深め、彼に関しては神様にお任せすべきなのでしょうか?
また、友人に対しても生長の家のみ教えを勧めない方が良いのでしょうか? 私だけ実行して、彼等の実相直視さえ続けていれば良いのでしたら、私にとっても簡単です。私の信仰が深まるにつれて周囲の人々も自然にみ教えに振り向き実行する時が来る筈だということでしょうか。周囲の人々は私の鏡ですものね。
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メールなどの文章によるコミュニケーションには、断片の言葉だけが一人歩きして解釈される場合があるものです。
さて、上記の質問を要約すれば、
「病気で苦しんでいる人の“実相”だけ観ていればいいのでしょうか。三界唯心所現(すべては心のカゲ)であれば、自分の心が変わるだけで問題は解決するのでしょうか」
という意味になるかと思います。
どのような教えであれ、誰かを神や仏と繋がるような深い信仰に導くためには、人それぞれの気根に応じた対機説法が重要な役割を担っています。が、そのためには「直接合って話すこと」が最良の方法であることには変わりありません。
ともあれ、私からの回答を公開させていただきます。
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【回 答】
以下に、ご質問いただいた何点かのことへの返信を書きますので、ゆっくり目を通してください。
分からないことがあれば、またご連絡ください。
まず、息子さんの「健康の為」に聖経読誦を勧めることは、彼を、神への正しい信仰に導くために、とても大切なことなのです。
ご本人が、神想観(祈り)や聖経読誦によって「実相」を正しく把握すれば、その結果として暗(症状)は次第に消えていくのです。また聖経を読誦することで、ご本人が神の子の自覚を深めるにしたがって、霊界の諸霊たちも真理を悟って救われるのみならず、護り導いてくれるようになります。
また、息子さんにしても、友人の方にしても、「神癒祈願」をはじめとした第三者からの祈りは、「信仰の道」へと歩んでいただくための“橋渡し”のお役目は果たすことができますが、何よりもご本人が信仰の道をあゆみ、「実相」に目覚め、神の子(仏の子)本来の無限に自由な世界に新生することによって、はじめて根本から救われるのです。
それが、イエス・キリストの云った「神の栄光があらわれる」ということです。
つまり「神の栄光」とは、その人が「実相」に目覚めて内在の神性・仏性が光り輝くことなのです。
ですから、彼らを真理の道へと導くことは、とても重要なことなのです。
これと合わせて、先に真理への道を歩んでいる私たちは、神想観を通して、彼らをはじめご縁あるすべての人々の実相を観じ、彼らの気根に応じて真理のコトバを通して導くことが、彼らの魂の生長にとって大いなる助けとなるのです。
たとえ、第三者からの祈りによって病気が治ったとしても、盲目が消えたとしても、ご本人自身が神への信仰へと振り向いて、神と繋がらなければ、いつまでも現在の境涯を卒業することができませんし、「業」という念の集積を解消して「人間・神の子」の自由な境涯へと新生するのに、何度も病気や苦難を繰り返すなどたいへんな遠回りをしなければならないことでしょう。
ですから、神想観を通して、その方の実相を直視するとともに、愛行を通して彼を「真理への道」(信仰生活)へと導くことがとても重要なのです。
また、彼らが将来ご家庭を持ち、やがて子供たちに恵まれた後は、彼自身の内に目覚めたチカラによって、その家族をも真理への道へと導くことができることでしょう。
これが、私たちが実践している菩薩行であり、人類光明化運動・国際平和信仰運動なのです。
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コメント
久都間先生、こんばんは。以前、ご相談した光です。先生のブログ、楽しみに時々覗かせて頂いています。 真理については、実生活を通して 勉強中です。 問題はまだ解決してないですし、神の子とはまだ分かりませんが、先生のおかげで本当に前向きになれ、希望がもてましたm(__)m 誠にありがとうございますm(__)m
投稿: 光 | 2013年1月13日 (日) 19時06分
久都間先生、こんばんは。以前、ご相談した光です。先生のブログ、楽しみに時々覗かせて頂いています。 真理については、実生活を通して 勉強中です。 問題はまだ解決してないですし、神の子とはまだ分かりませんが、先生のおかげで本当に前向きになれ、希望がもてましたm(__)m 誠にありがとうございますm(__)m 一所懸命、精進していきます。 先生のご愛念、忘れませんm(__)m 久都間先生が益々幸福でありますようにm(__)m
投稿: 光 | 2013年1月13日 (日) 19時08分
光さん。コメントをありがとう。
必ず光明三昧の世界がひらけてきます。光の子、神の子としてともに歩んで行きましょう。
投稿: 久都間 繁 | 2013年1月15日 (火) 11時03分