« “いのち”に授けられた宝物 | トップページ | 祈りと愛行について(子供が授からず悩んでいる方へ ②) »

2014年3月 8日 (土)

悪念・悪感情を消す方法

 皆さんは、「心の法則」という言葉をご存じでしょうか。
 
 

「心の法則」とは、仏教では「三界唯心所現」というコトバで言い表しますが、平たく言えば「心に思い描いたことが実現する」というものです。

 私たちが、善い事ばかりを思い描けるようであれば問題ありません。しかし、愛が深い人ほど家族のことを心配したり、思い煩ったり、取り越し苦労をしてしまう場合があるものです。

 しかも、「心の法則」をなまじ心得ていると、心配事をしたら心配したことが実現する、恐れたら恐れたことが実現する、という考えにとらわれて、「心の法則」にがんじがらめになってしまう場合があるものです。

 皆さんは、「こんな馬鹿げたことを思ってはいけない」「こんなヘンな考えを持ってはいけない」と思えば思うほど、その馬鹿げた考えに捉われて、悩み苦しんだ経験はないでしょうか。

 この地獄のような迷宮から抜け出せなくて、どれほど多くの方が、大切な家族や友人を傷つけ、かけがえのない人生の沃野を、荒れ果てた枯れ野にしてしまったことでしょう。

 今回いただいた相談も、その迷宮から抜け出すための光りを求めて寄せられたものです。

 同じような隘路(あいろ)に陥っている方のために、質問と回答を公開させていただきます。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【質 問】 (2014年1月24日)

 

合掌ありがとうございます。

先日、●●さんからの紹介で、「個人指導内容をメールか手紙でお送りください」と聞き、メールさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

私は、時々不安定になる時があります。

最近あったことは、主人と仲良くしている女性が私とも仲良くしたいと近づいてきたときです。

「この二人は好き同志なのか!?」と。

――そんな馬鹿な事を本気で思い、主人やその女性を恨んだりしてしまいます。
主人の事も信じられなくなってしまいます。

 

昔も似たような事があり、不安だと主人にいうと、
(そのときは、プライベートで私の知らない女性と毎週イベントを開催していました)
嫌な顔をされ、信じていない私を嫌がっていました。

 

主人と仲良くしている女性全員にそういう感情がでるわけではありません。

 

主人と出会う前、私には婚約者がいました。

が、婚約者は私が妹のように可愛がっていた女性と半年以上深い関係になっていて、私はその婚約者とは別れました。

 

そのトラウマがあるのかもしれません。

 

主人を信じられない自分が本当に辛いのです。

不安定の時は、主人をすごく疑っている自分が嫌です。

行動が気になったり、スマホを見ていると誰にメールしているのか? とすごく気になります。

 

どうしたらよいのでしょうか?

お教えいただきたく存じます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【相談への回答】 (1月24日)

 

ご相談のメールを拝見しました。

 

振り払っても振り払っても消えないご主人への疑惑が湧いてきて、「このような考えは間違っているかもしれない」と悩まれるお気持ちは、どんなに苦しかったことかと思います。

今回ご相談を私に寄せてくださったのも、なにかのご縁だと思いますので、できる限りアドバイスをさせていただきます。

ご相談の内容から、あなたもすでにお気づきのように、現在の悩み苦しみは過去のトラウマが強い影響を与えていることと思われます。

婚約者と、妹のように親しくしていた友人という最愛の人たちに裏切られたことは、あなたにとって拭いがたいほど、辛い経験だったことでしょう。

このような辛い体験が、現在の自分の意思に反して、今日まで尾を引くのは、仕方のないことでもあるのです。

しかし、ご安心ください。

どのような辛いトラウマでも、それは「現れたときが、消えたとき」なのです。

もうすでにあなたは、生長の家をご存じなので、よく分かることと思いますが、「心の法則」によると、心の奥深くに押し込まれた“想い”は、現れては、消えていくのです。

要は、それを「握り」さえしなければ、二度と再現されないのです。

つまり現れてきた“想い”は、ふたたび「掴(つか)み」さえしなければ、どんどん消えていく一方なのです。

ですからヘンな想いがわいてきたときに、「こんなバカなことを想ってはいけない」と、くよくよと自分のことを否定していたのでは、いつまでも消えずに、過去の迷いが再現されてしまいます。

でも、心配はいりません。

悪念、悪感情が湧き起こってきたら、逆に「しめたものだ!」と、思い直してください。

嫉妬の感情、ご主人への疑惑、馬鹿な考え、そんな悪念・悪感情が出てきたら、

「これで消えた、これですっかり善くなる!」と心から感謝して、いつでも湧いてきた“悪念・悪感情”を見つめ見送るようにしましょう。

なぜなら、過去の迷いは、完全に消え去るとき、意識の表面に浮かび上がってきてから消える、それも心の法則なのです。

この過去の迷いが現れる働きは、実は神さまの広大なる「宇宙浄化の働き」そのものなのです。

つまり、住吉大神が心の奥底まで浄化してくださっているのです。

ですから、馬鹿な想いが湧いてくる、ということは、神さまが過去の迷いを消してくださる「浄めの働き」なのです。

だから、悪想念・悪感情が出てきたら、「これですっかり消えた、これでどんどん良くなる!」と感謝していれば、自然と消えて、現れなくなるのです。


以上がアドバイスですが、その一助として以下のことをお勧めします。

①朝と夕に如意宝珠観などの神想観を実修して家族を祝福すること。合わせて、毎朝ご先祖に『甘露の法雨』を読誦すること。

②毎日時間を決めて、聖典『生命の實相』を第1巻から順次拝読すること。

③生長の家誌友の方が、地元で開催している母親教室や白鳩誌友会に、ぜひご参加ください。

以上が、いただいた内容を拝見した上でのアドバイスです。

さらに確認したいことなどあればご質問ください。遠慮はいりません。

生長の家本部講師
久都間 繁

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【お礼のメール】 (1月26日)

 

久都間先生へ

 

合掌ありがとうございます。

この度はご丁寧にありがとうございます。

「これで消えた」
「これでよくなる」

と唱えています。
アドバイスいただいた「行」もやります。
ありがとうございます。


【私からの追伸と確認】 (3月4日)

合掌、ありがとうございます。

その後、信仰生活は順潮でしょうか。

谷口雅宣先生の『日々の祈り』の172ページに、『「偶然はない」と知る祈り』というご文章があります。

数日前に拝読していた折に、これはあなたにとって、とても参考になるのではないかと思いましたので、折を見て目を通してみてください。何らかの得るところがあり魂の糧となることでしょう。

また、分からないこと、まだ悩まれていることなどあれば、遠慮なくご相談ください。

一つ許可をいただきたいのですが、私は皆さまから寄せられた相談への回答をブログで紹介して、多くの方の問題解決のための参考にしていただいています。

もし差し支えないようであれば、この前の相談内容をブログに載せて、同じ問題で悩んでいる方の参考にしたいと考えています。もちろん、匿名で、地域や問題の背景などは伏せた上で公開しますので、ご心配ないと思いますが、もし不安であれば公開は避けますので、ご連絡ください。


【礼状と新たな質問】 (3月4日)

久都間先生

合掌ありがとうございます。
ご連絡ありがとうございます。感謝致します。

今はもう引っかかりがない。
(全くないわけではありませんが)生活を送らせていただいております。
とても楽です。
ありがとうございます。

ブログへの投稿、問題ありません。同じ悩みの方のお役に立てれば幸いです。

先生、
別件の質問なのですが、
姑とは仲良くする必要ありますか?
絶対仲良くしなければいけないものなのでしょうか?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


【回 答】 
(3月7日)

 

合掌、ありがとうございます。

ご質問いただいたことについて、お答えします。

『生命の實相』第1巻にある實相篇は、すでに拝読されたことと思いますが、生長の家の教えの基本は、「自性円満(そのままで完全円満なこと)を自覚する」ことです。

あなた様が、姑と仲良くしたい、と思うそのことが、あなたの内なる「自性円満」なるものが、すでにはたらき始めているのです。

家族の大調和は、あなたの内なる「自性円満」なる実相に、すべてを委(ゆだ)ねることから実現します。

なぜなら、現象は、過去の想念が現れているだけであり、たとえば現時点で不調和なものが現れているのであれば、それは過去の迷いが消えていく相(すがた)にすぎないのです。

もう、そのような現象にとらわれてはいけません。

現象は「無い!」のです。無い現象は、仲良くしようもなければ、仲を悪くすることもできないのです。なぜなら、初めから「無い!」からです。

そのような現象を相手にするのは、もう止めにしましょう。

現象を相手にする代わりに、久遠の実在である、あなたの内なる自性円満(はじめから円満完全)なる実相のみを静かに観じ、ただただ悦び、ただ感謝していれば、全てのことは大調和の世界へと導かれるのです。それが信仰生活です。

谷口雅春先生の詠まれた和歌に次のコトバがあります。

 ひとすじの道踏み行けば燦然(さんぜん)と
            光り充ち渡る吾が世界来ぬ

どうぞ一筋の光りの道を歩んでください。神想観が、あなたを護り導きます。

生長の家本部講師
久都間 繁


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【礼 状】 (同日付)

合掌ありがとうございます。

お忙しい所ご丁寧にありがとうございます。

私、神想観を真剣に行じます。

ふとした時に、姑から八つ当たりで怒鳴られた事などを思い出してしまって。

でもこれも過去の事ですね。消える為に出てきたものですね。

「無い」物に振り回される事はもうやめます。

久都間先生

ありがとうございました。

|
|

« “いのち”に授けられた宝物 | トップページ | 祈りと愛行について(子供が授からず悩んでいる方へ ②) »

心と体」カテゴリの記事

手紙」カテゴリの記事

Q&A」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« “いのち”に授けられた宝物 | トップページ | 祈りと愛行について(子供が授からず悩んでいる方へ ②) »